今回は、枠線の色を変更する方法について解説します。
基本的な構文から、実践的なサンプルコードまで掲載しています。
- 枠線の色を変更する方法が分かります。
- 色を指定する 2パターン の方法について詳しく解説します。
- コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。
前提
枠線について
枠線とは、Excelのセルとセルの境界にひかれている線のことです。
※初期では薄い灰色で引かれています。
言葉では分かりづらいため、「枠線あり」と「枠線なし」の図をご覧ください。
関連プロパティ
枠線の色を変更する方法は2つあります。
関連するプロパティを以下に示します。
# | プロパティ | 説明 |
---|---|---|
1 | GridlineColor | RGB形式・定数にて枠線の色を設定。 RGB形式・定数にて枠線の色を取得。 |
2 | GridlineColorIndex | 色のインデックス番号を指定し、枠線の色を設定。 枠線の色のインデックス番号を取得。 ※枠線の色を元に戻す場合にはこちらのプロパティを使用します。 |
基本情報
GridlineColor
「RGB形式」や「定数」で枠線の色を変更する場合、WindowオブジェクトのGridlineColorプロパティを使用します。
GridlineColorプロパティは、色の取得も可能です。
※返却される値は Long型です。
構文
Windowオブジェクト.GridlineColor = 設定値
設定値
RGB値 及び 「XlRgbColor」定数を指定します。
(参考:色の一覧表)
(参考:色の一覧表 – XlRgbColor)
GridlineColorIndex
「インデックス番号」で枠線の色を変更する場合、WindowオブジェクトのGridlineColorIndexプロパティを使用します。
また、インデックス番号だけでなく
構文
Windowオブジェクト.GridlineColorIndex = 設定値
設定値
インデックス番号を指定します。
また、「XlColorIndex定数」を使用して、色を規定に戻すことも可能です。
(参考:色の一覧表)
XlColorIndex定数
GridlineColorIndexプロパティでは、「XlColorIndex」定数も指定可能です。
# | 定数 | 説明 |
---|---|---|
1 | xlColorIndexAutomatic | 色を自動的に設定 |
サンプルコード
枠線の色を変更する
Public Sub setGridlineColor()
' アクティブウィンドウの枠線の色を 赤色 に変更
ActiveWindow.GridlineColor = RGB(255, 0, 0)
' 1つ目のウィンドウの枠線の色を アクア に変更
Windows(1).GridlineColor = rgbAqua
' Book1のウィンドウの枠線の色を 黄色 に変更
Windows("Book1").GridlineColorIndex = 6
End Sub
枠線の色を元に戻す
Public Sub clearGridlineColor()
' アクティブウィンドウの枠線の色を元に戻す
ActiveWindow.GridlineColorIndex = xlColorIndexAutomatic
End Sub
すべてのウィンドウの枠線の色を元に戻す
Public Sub clearGridlineColorForAllWindow()
Dim win As Window ' Windowオブジェクト
' ウィンドウ分ループ
For Each win In Windows
' 枠線の色を元に戻す
win.GridlineColorIndex = xlColorIndexAutomatic
Next win
End Sub
最後に
今回は、枠線の色を設定する方法について解説しました。
本記事が皆さんのお力になれば幸いです!
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