【Excel VBA】数式バーの高さを設定する(FormulaBarHeight)

はじめに

今回は、数式バーの高さを設定する方法について解説します。
高さを調整することで、セルに埋め込まれている長文(数式など)の可読性が向上します。
ぜひ最後までお付き合いください。

この記事を読むメリット
  • 数式バーの高さを設定する方法が分かります。
  • コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。

前提

本記事で紹介する「数式バーの高さ」とは、以下赤枠箇所を調整することを指します。

数式バーの高さ
りゅう

高さは行数単位で指定可能です!

基本情報

FormulaBarHeightプロパティ

数式バーの高さを設定するにはApplicationオブジェクトのFormulaBarHeightプロパティを使用します。
設定値として、高さの行数を数値で指定します。

構文

Application.FormulaBarHeight = 設定値

ウィンドウに存在するすべてのシートの数式の高さが変更されます。

サンプルコード

数式バーの高さを 3行分にする

サンプルコード
Public Sub setFormulaBarHeight()

    ' 数式バーを 3行分の高さに設定する
    Application.FormulaBarHeight = 3
End Sub

全ブックの数式バーの高さをリセットする

サンプルコード
Public Sub resetFormulaBarHeight()
    Dim firstWorkBook As Workbook   ' 初期アクティブWorkbookオブジェクト
    Dim myWorkBook As Workbook      ' Workbookオブジェクト

    ' 現在アクティブになっているブックを取得
    Set firstWorkBook = ActiveWorkbook

    For Each myWorkBook In Workbooks

        ' ブックをアクティブにする
        myWorkBook.Activate

        ' 数式バーを 1行分の高さに設定する
        Application.FormulaBarHeight = 1
    Next myWorkBook

    ' 初期アクティブWorkbookオブジェクトをアクティブにする
    firstWorkBook.Activate
End Sub

最後に

今回は、数式バーの高さを設定する方法について解説しました。

本記事が、皆さんのお力になれば幸いです!

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この記事を書いた人

大手外資系コンサルティングファーム勤務。ExcelVBA歴は8年。金融関係のプロジェクトにて約100万レコードを処理するマクロの開発実績あり。ExcelVBAの基礎・応用情報を発信中。

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