はじめに
今回は、ブック（Excel）を開いた時に処理を実行する方法をご紹介します。
プログラムを実行するには、処理を実行するトリガーが必要ですが、その一つとしてブックを開いた時に処理を実行する方法を解説します。
この記事を読むメリット
- ブック（Excel）を開いた時に処理を自動で実行する方法が分かります。
- イベントを使用するための手順を画像付きで解説します。
- コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。
基本情報
Workbook Openイベント
ブックを開いた時に処理を実行するには、Workbook_Openイベント（以下「Openイベント」という）を使用します。
Openイベントは、ThisWorkbookモジュールに記載します。
Openイベントの記述手順
Openイベントの記述手順を以下に示します。
STEP
Workbookイベントを選択する
VBEより、「ThisWorkbook」＞「Workbook」を選択する。
STEP
Openイベントを選択する
プルダウンより「Open」を選択します。
その後、コード欄に「Workbook_Open」イベントが記載されることを確認します。
サンプルコード
ブックが開いた時にメッセージボックスを出力する
サンプルコード
Private Sub Workbook_Open()
MsgBox "おはようございます。" & vbCrLf & "今日は" & Date & "です", vbInformation
End Subブックが開いた時にすべてのシートのデータをクリアする
サンプルコード
Private Sub Workbook_Open()
Dim ws As Worksheet
' シート分ループ
For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets
' 全セルをクリア
ws.Cells.Clear
Next ws
End Sub最後に
今回は、ブックを開いた時に処理を実行する方法を紹介しました。
本記事が、皆さんのお力になれば幸いです！
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