【Excel VBA】文字の種類を変換する(ひらがな・カタカナ/全角・半角)(StrConv)

はじめに

今回は、文字の種類を変換する方法を解説します。
具体的には、「ひらがな」から「カタカナ」に変換する方法や、「全角」から「半角」に変換する方法などを紹介します。
基礎的な構文から、変換時に必要な定数まで詳しく解説します。

この記事を読むメリット
  • 「ひらがな」と「カタカナ」を変換する方法が分かります。
  • 「半角」と「全角」を変換する方法が分かります。
  • 「大文字」と「小文字」を変換する方法が分かります。
  • コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。

基本情報

StrConv関数

「ひらがな」から「カタカナ」への変換、「全角」から「半角」などの変換をするには、StrConv関数を使用します。

構文

構文

StrConv(文字列, Conversion)

緑文字は引数です。

引数

文字列

変換対象の文字列を指定します。

Conversion

以下の定数を指定し、何に変換するのかを指定します。
複数指定する場合は「+」で定数を繋げることで可能です。
「vbUpperCase + vbWide」と指定すると、「大文字 かつ 全角文字」に変換されます。

#定数説明
1vbUpperCase「大文字」に変換する
2vbLowerCase「小文字」に変換する
3vbProperCase「先頭の文字」を「大文字」に変換する
4vbWide「半角文字」を「全角文字」に変換する
5vbNarrow「全角文字」を「半角文字」に変換する
6vbKatakana「ひらがな」を「カタカナ」に変換する
7vbHiragana「カタカナ」を「ひらがな」に変換する
8vbUnicode文字コードをUnicodeに変換
VbStrConv列挙体

サンプルコード

全角ひらがなを半角カタカナに変換する

サンプルコード
Public Sub convNarrowKatakana()
    Dim str As String       ' 文字列

    ' 変換する文字を取得
    str = Worksheets("Sheet1").Range("C2").Value

    ' 半角カタカナへ変換し、D2セルへ出力
    Range("D2").Value = StrConv(str, vbNarrow + vbKatakana)
End Sub

実行結果

実行前
実行後
りゅう

上記サンプル 8行目の「Conversion」引数を、必要に応じて変更しながらご使用ください!

最後に

今回は、文字の種類を変換する方法を解説しました。

本記事が、皆さんのお力になれば幸いです!

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この記事を書いた人

大手外資系コンサルティングファーム勤務。ExcelVBA歴は8年。金融関係のプロジェクトにて約100万レコードを処理するマクロの開発実績あり。ExcelVBAの基礎・応用情報を発信中。

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