はじめに
今回は、セルを結合する方法について解説します。
本記事では、基本構文から汎用的なサンプルコードまで掲載していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事を読むメリット
- セルが結合されているかを判定する方法が分かります。
- 判定時の注意点についても詳しく解説します。
- コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。
基本情報
MergeCellsプロパティ
「セルが結合されているか」の情報を取得するには、RangeオブジェクトのMergeCellsプロパティを使用します。
構文
構文
Rangeオブジェクト.MergeCells
戻り値
- True:Rangeオブジェクトで指定されたセルが結合されている
- False:Rangeオブジェクトで指定されたセルが結合されていない
Rangeオブジェクトに複数セルを指定できますが、「結合されているセル」と「結合されていないセル」が混在する場合はNullが返却されます。
りゅう
MergeCellsプロパティは、値の設定も可能です。
Trueを設定すると、セルの結合が可能できます。
Falseの場合はセルの結合を解除できます。
めい
別記事にて、セルの結合と結合解除については解説しています。
【Excel VBA】セルを結合する(Merge)
セルを結合する方法を解説。セル結合時に表示される警告メッセージの対処法や、Cellsで結合セルを指定する方法など、コピペで使える実践的なサンプルコードも併せて掲載しています。
【Excel VBA】セル結合の解除(UnMerge)
セルの結合を解除する方法を解説しています。基本構文から、コピペで使える実践的なサンプルコードも併せて掲載しています。
サンプルコード
セルが結合されているかを判定する(Range指定)
サンプルコード
Public Sub execUnMergeAllCell()
Dim rng As Range ' チェック対象セル
' チェック対象セルをセット
Set rng = Range("A1:C3")
If rng.MergeCells Then
' セルが結合されている場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは結合されています"
ElseIf rng.MergeCells = False Then
' セルが結合されていない場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは結合されていません"
Else
' セルの結合が混在している場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは、結合セルと非結合セルが混在しています。"
End If
End Sub
セルが結合されているかを判定する(Cells指定)
サンプルコード
Public Sub execUnMergeAllCell()
Dim rng As Range ' チェック対象セル
' チェック対象セルをセット
Set rng = Range(Cells(1, 1), Cells(3, 3))
If rng.MergeCells Then
' セルが結合されている場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは結合されています"
ElseIf rng.MergeCells = False Then
' セルが結合されていない場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは結合されていません"
Else
' セルの結合が混在している場合
MsgBox rng.Address(0, 0) & "セルは、結合セルと非結合セルが混在しています。"
End If
End Sub
最後に
今回は、セルが結合されているかを判定する方法を解説しました。
本記事が、皆さんのお力になれば幸いです!
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