【Excel VBA】ふりがなを設定する方法(SetPhonetic)

はじめに

今回は、セルにふりがなを設定する方法について解説します。
氏名などのデータにはふりがなを設定したい場合もあるかと思いますので、ご参考にしてください。

この記事を読むメリット
  • セルにふりがなを設定・表示する方法が分かります。
  • ふりがなをカタカナにする方法やひらがなにする方法が分かります。
  • コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。

前提

ふりがなの設定について

本記事で紹介する「ふりがなの設定」とは、以下のようにセルに ふりがな を表示させることを指します。

ふりがなの設定 – イメージ

セルに設定された「ふりがな」、および Excelが判断する「ふりがな」を文字列として取得したい場合は、以下の記事を参照ください。

基本情報

SetPhoneticメソッド

ふりがなを設定するには、RangeオブジェクトのSetPhoneticメソッドを使用します。

SetPhoneticを実行すると、Rangeオブジェクトにて指定されたセルの ふりがな が割り振られますが、セルへの表示はされません。
セルへふりがなを表示をするには、PhoneticsオブジェクトのVisibleプロパティを使用します。

構文

構文

‘ ふりがなを設定する
Rangeオブジェクト.SetPhonetic

‘ ふりがなを表示する
Rangeオブジェクト.Phonetics.Visible = True

①:ふりがなを削除するには、PhoneticsオブジェクトのVisibleプロパティに Falseを設定してください。
②:Excelにて自動でふりがなを割り振るため、意図しない ふりがなが設定される場合があります。
③:ふりがなは「カタカナ」で表示されます。
  ひらがなにするには、以下のサンプルコードを参照ください。
  (参考:ふりがなを設定・表示する

サンプルコード

フリガナを設定・表示する

サンプルコード
Public Sub phoneticSetting()

    ' A1セルにふりがなを設定
    Range("A1").SetPhonetic

    ' A1セルのふりがなを表示
    Range("A1").Phonetic.Visible = True
End Sub

ふりがなを設定・表示する

サンプルコード
Public Sub phoneticSettingHiragana()

    ' A1~A10セルにふりがなを設定
    Range("A1:A10").SetPhonetic

    ' A1~A10セルにふりがなを「ひらがな」に変換
    Range("A1:A10").Phonetic.CharacterType = xlHiragana

    ' A1~A10セルにふりがなを表示
    Range("A1:A10").Phonetic.Visible = True
End Sub

最後に

今回は、ふりがなの設定方法や表示方法について解説しました。

本記事が、皆さんのお力になれば幸いです!

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この記事を書いた人

大手外資系コンサルティングファーム勤務。ExcelVBA歴は8年。金融関係のプロジェクトにて約100万レコードを処理するマクロの開発実績あり。ExcelVBAの基礎・応用情報を発信中。

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