
今回は、行の高さを調整する方法をご紹介します。
主に、処理の終わりの仕上げとして行の高さ調整を行い、資料の可読性を向上させるために使用します。
本記事では、高さ調整の手段を複数パターンに分け、サンプルコードを用いてご紹介します。
是非最後まで、お付き合いください。
- 行の高さを調整する3つの方法が分かります。
- 基本的な構文から、エラーの回避手段まで分かりやすく解説します。
- サンプルコードを用いて、一部の行の高さ調整から全行の高さ調整まで、様々なパターンの調整方法を紹介します。
前提
行の高さを調整するには、以下3つの手段があります。
使用用途ごとに使い分けを行いましょう。
# | メソッド/プロパティ | 使用用途 |
---|---|---|
1 | RowHeight | 行の高さを指定の高さに調節する |
2 | UseStandardHeight | 行の高さを標準の高さに変更する |
3 | AutoFit | 行の高さを自動調節する |
基本情報
RowHeightプロパティ
RowHeightプロパティは、変更したい行の高さをポイント単位で指定して調整することが出来ます。
以下の例では、1行目(A1セルを起点とする行)を20ポイントの高さに変更しています。
ピクセル指定で行の高さを変更したい場合、希望ピクセル数 × 0.75を代入します。
‘ 行の高さ調整( 20ポイント指定)
Range(“A1”).RowHeight = 20
‘ 行の高さ調整( 10ピクセル指定)
Range(“A2”).RowHeight = 10 * 0.75
ポイントとは
行の高さを表す単位で、1ポイント 1/72インチ(約0.35mm)です。
Excelの画面上では、以下の赤枠にて確認できます。
※行と行の間の境界線をクリックすると表示されます。
UseStandardHeightプロパティ
UseStandardHeightプロパティは、標準の行の高さに調節します。
以下の例では、1行目(A1セルを起点とする行)を標準の高さに変更しています。
Range(“A1”).UseStandardHeight = True
AutoFitメソッド
AutoFitメソッドは、セルに表示されている文字列に合わせて自動で行の高さを調整します。
以下の例では、1行目を行内で使用されている、一番大きいフォントサイズに合わせて行の高さを自動調節します。
Rows(“1:1”).AutoFit
AutoFitメソッドは、行全体を指定しないとエラーとなります。
Rowsプロパティなどの行を参照するオブジェクトを指定してください。
サンプルコード
個別の行を指定の高さに変更する
Public Sub setRowHeight()
' A1セルの行(1行目)の高さを 10ポイントに調整する
Range("A1").RowHeight = 10
' A2 ~ B9セルの行(2 ~ 9行目)の高さを 30ピクセルに調整する
Range("A2:B9").RowHeight = 30 * 0.75
' 11行目の行の高さを 20ポイントに調整する
Rows("11:11").RowHeight = 40
' 12 ~ 20行目の行の高さを 100ピクセルに調整する
Rows("12:20").RowHeight = 100 * 0.75
End Sub
シート内のすべての行の高さを指定の高さに変更する
Public Sub setAllRowHeight()
' 1シート目の全ての行の高さを 20ポイントに調整する
ThisWorkbook.Worksheets(1).Rows.RowHeight = 20
End Sub
シート内のすべての行の高さを標準の高さに変更する
Public Sub resetAllRowHeight()
' 1シート目の全ての行を標準の高さに調整する
ThisWorkbook.Worksheets(1).Rows.UseStandardHeight = True
End Sub
シート内のすべての行の高さを自動調整する
Public Sub setAllRowHeightAutoFit()
' 1シート目の全ての行の高さを自動調整する
ThisWorkbook.Worksheets(1).Rows.AutoFit
End Sub
最後に
今回は、3種類の行の高さの調整方法をご紹介させて頂きました。
この記事が、皆さんのお力になれば幸いです!
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