【Excel VBA】小数点以下を切り捨てる(Fix/Int)

はじめに

今回は、小数点以下を切り捨てる方法について解説します。
Excelのデータを取り扱う際、数値データの加工をする頻度は高いため、小数点以下の切り捨てを実施する方も多いのではないでしょうか。
本記事では、切り捨ての方法を 2パターンご紹介しますので、是非最後までお付き合いください。

この記事を読むメリット
  • 小数点以下を切り捨てる方法が分かります。
  • シンプルで分かりやすいサンプルコードを掲載しています。

前提

小数点以下を切り捨てるには、Fix関数 または Int関数を使用します。
正の値の場合は、両者ともに同じ結果が返却されますが、負の値の場合は異なる結果を返却します。

Int関数とFix関数の違い

例: 「-5.6」の小数点を切り捨てる場合

 Fix関数の戻り値:-5

 Int関数の戻り値: -6

りゅう

Fix関数はそのまま小数点を切り捨てますが、
Int関数は、元の数値より小さくなるように切り捨てます。

基本情報

Fix関数

構文

Fix(Number)

Int関数

構文

Int(Number)

サンプルコード

小数点以下の切り捨て

サンプルコード
Public Sub execRoundDown()
    Dim convData As Single  ' 変換前データ

    ' 変換前の数値をセット
    convData = -5.6

    ' 実行結果表示
    MsgBox "Fix関数:" & Fix(convData) & vbCrLf & _
        "Int関数:" & Int(convData)
End Sub

実行結果(クリックで拡大)

実行結果
実行結果

最後に

今回は、小数点以下を切り捨てる方法について解説しました。

本記事が、皆さんのお力になれば幸いです!

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この記事を書いた人

大手外資系コンサルティングファーム勤務。ExcelVBA歴は8年。金融関係のプロジェクトにて約100万レコードを処理するマクロの開発実績あり。ExcelVBAの基礎・応用情報を発信中。

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