【Excel VBA】変数の宣言方法について

2022/12/042023/09/24

りゅう

こんにちは！りゅう(@ryupong_b)です。
今回は、「変数の宣言」について解説していきます。

はじめに

ExcelVBAでの変数の宣言方法について解説していきます。
宣言方法に加え、変数の種類や注意点なども併せて説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

この記事を読むメリット

Contents

Dimステートメントについて

変数を宣言する際は、Dimステートメントを使用します。
詳細を解説します。

変数宣言時の構文は以下の通りです。
「変数名」と「データ型」については後述します。

構文

Dim 変数名 As データ型

以下は、文字列型と数値型を宣言するサンプルコードです。

サンプルコード

Public Sub testVariable()
    Dim str As String   ' 変数宣言：文字列型
    Dim num As Integer  ' 変数宣言：数値型

    str = "ABC"
    num = 100

End Sub

めい

次項では、変数名とデータ型について詳しく解説していきます。

前述した変数名ですが、命名規則（名前を付けるうえでのルール）が存在します。
命名規則の一覧を以下に記載します。

命名規則一覧

りゅう

ExcelVBAでは、日本語の変数名も宣言できます。
ただし、人によっては日本語の変数名に違和感を覚える人もいますので、あまりオススメはしません。
※筆者は違和感を覚えるタイプです(笑)

ExcelVBAで利用できる代表的なデータ型を以下に記載します。
ぜひご参考としてください！

#	データ型	使用メモリ	詳細
1	Byte	1Byte	0～255までの整数を扱える。使用メモリが少ないのが特徴。
2	Boolean	2Byte	TrueまたはFalseを格納できる。
3	Integer	4Byte	-32,768～-32,767の数値を扱える。
4	Long	4Byte	-2,147,483,648～2,147,483,647の数値を扱える。
5	LongLong	8Byte	-2,147,483,648～2,147,483,647の数値を扱える。
6	Single	4Byte	小数点を含む数値を扱える。
7	Double	8Byte	小数点を含む数値を扱える。Single型よりも大きい小数点の桁数を設定可能。
8	Date	8Byte	日付、時刻を扱える。
9	String	10Byte + α	文字列を扱える。10Byteは必ず確保され、10Byteを超過する場合は動的にメモリが確保される。
10	Object	4Byte	オブジェクトへの参照が格納される。
11	Variant	数値型：16Byte 文字列型：22Byte + α	すべてのデータを格納できる。