はじめに
今回は、Excelのバージョンを取得する方法について解説します。
Excel VBAのマクロを開発するうえで、「Excel ○○以上で動作すること」等の要件がある場合は、本記事を参考に判定処理を入れてみてください。
この記事を読むメリット
- Excelのバージョンを取得する方法が分かります。
- コピペで使える実践的なサンプルコードを掲載しています。
基本情報
Versionプロパティ
Excelのバージョンを取得するには、ApplicationオブジェクトのVersionプロパティを使用します。
戻り値としては、Excelのバージョンを示すバージョン番号を返します。
構文
構文
Applicationオブジェクト.Version
戻り値
Excelのバージョン番号を文字列として返却します。
# | バージョン | バージョン番号 |
---|---|---|
1 | Excel 2016/2019/2021/365 | 16.0 |
2 | Excel 2013 | 15.0 |
3 | Excel 2010 | 14.0 |
4 | Excel 2007 | 12.0 |
5 | Excel 2003 | 11.0 |
6 | Excel 2002 | 10.0 |
7 | Excel 2000 | 9.0 |
8 | Excel 97 | 8.0 |
9 | Excel 95 | 7.0 |
10 | Excel 5.0 | 5.0 |
サンプルコード
Excelバージョンを出力する
サンプルコード
Public Sub writeExcelVersion()
' A1セルにExcelバージョンを書き出し
Range("A1").Value = Application.Version
End Sub
Excelバージョンにより処理を変更する
サンプルコード
Public Sub checkExcelVersion()
If Application.Version >= 12 Then
MsgBox "Excel 2007以上のバージョンです。", vbInformation
Else
MsgBox "Excel 2007以前のバージョンです。", vbInformation
End If
End Sub
最後に
今回は、Excelのバージョンを取得する方法について解説しました。
マクロの開発時の要件として、「Excel○○」以降で動作すること などの要件があった場合に判定を入れたりします。
この記事が、皆さんのお力になれば幸いです!
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